荼枳尼天さまって本当に怖いの？

エンジェルヒーラー兼メディスンワーカーすこぽんです。

珍しい荼枳尼天さまの伝授を広くご紹介してる関係上、ちょっと伝授を受けるの心配なんです・・というご質問が来ました。
いろいろなネガティブな噂の多い存在ですからお気持ち重々わかります・・ですが、本当にそうなのでしょうか？
今回のご質問内容に関わるような神道、仏教などの話も交えながら、ざっくりとご説明、ご紹介してきますね。
もちろん、荼枳尼天さまを中心据えて、お話していきますよ(^^)
何回かに分けてお話していきますので、いろいろと話しが飛んでいくような気がしますが、知っていることで、荼枳尼天さまも含め、他の神々さまたちとあなたがどのように関わっていけばよいのか？を判断し、考える事の一助になるかと思います。最後までお読みいただければ幸いです。

荼枳尼天に限らず、仏教系で天（天部）と呼ばれる存在に関して関わるとろくなことがないとか怖いっていう噂は多いですよね。

まずは、天と呼ばれる存在のメジャーなところを列挙しますと、
梵天、帝釈天、四天王、毘沙門天、金剛力士・仁王、吉祥天、弁財天、大黒天、歓喜天、荼枳尼天、摩利支天、韋駄天、鬼子母神、十二神将、阿修羅、迦楼羅などでしょうかね。
まあ、単純に○○天になる名前のパターンが多いといえますね。パズドラ等にもよく名前が出てきますから、いまは知られている存在が多いのではと思います（笑）

では天部とはどんな存在なのでしょうか？
下記、WEBからの抜粋ですが・・

ざっとこんな感じです。
上記のことを読まれれば分かる通り、もともとのインドの神々が仏教に取り入れられる際に仏教に合わせて変化した存在ということになります。

例えば、荼枳尼天ならばもともとはダキーニという神ですし、歓喜天はガネーシャですし、大黒天はマハーカーラですし、吉祥天ならばラクシュミーです。
マハーカーラはシヴァの化身ですから、大元をたどればシヴァということになりますね。
さて、ここまで来るとエネルギーワーク等に慣れているかたですと、結構聞いたことがある名前が多いなって思いませんか？ラクシュミーとかガネーシャとかはエネルギーワークでよく聞く名前ですものね。
日本でも人気のある神さまですから、知名度は高いといえるでしょう。

さて、ここで少しだけ仏教のお話をしましょう。
上記の天と呼ばれる存在ですが、どのような形で日本に入ってきたか？と言うと、ほぼ密教の伝来とともに入ってきています。要するに密教と呼ばれる仏教のなかで多く取り扱われる存在が彼等なのです。

仏教にもいろいろな宗派がございますが、密教がある仏教とない仏教があります。
わたくしたちが多く出会うのは密教と関わりのない仏教を学んだお坊さんである確率が高いです。
ですので、わたくしたちの一般的な法事などを行なってくださるお寺で彼等の話を聞くことが少ないのはそのためです。
そして、密教というくらいですから、秘密の部分を多く持つ仏教です。学んでいない人にはなにも伺い知ることが出来ない・・それが密教という世界なのです。
ですので、そのように分からないことが多い存在にもかかわらず、天の存在はわたくしたちにとても近く、現世利益に特化している存在がとても多いので、信仰する人も多く、知名度もそれなりにあるため、天の存在について、あれやこれやと噂が立つのです。

次回は、稲荷神社と荼枳尼天のつながりからお話していきますね。